ネイトレが生まれた理由|身体が変わると音色も変わる、その原点

ネイトレが生まれた、本当のきっかけ

 

ネイトレは、

 

最初から

 

「演奏者のためのトレーニングを作ろう。」

 

そう思って生まれたものではありません。

 

すべては、一人のお客様との出会いから始まりました。

 

その方が、プロヴァイオリニストとして活動されている、

大塚さんです。


はじまりは「姿勢をよくしたい」でした

大塚さんがラナンキュラスボディへ来られた目的は、

演奏ではありませんでした。

 

「姿勢を良くしたい。」

「体型を変えたい。」

 

それが最初の目的でした。

 

私はいつも通り、姿勢だけを見るのではなく、

歩き方、生活動作、身体の使い方を一緒に整えていきました。

 

レッスンを重ねる中で、

 

姿勢が変わり、

歩き方が変わり、

身体の使い方が変わり、

 

少しずつ体型も変わっていきました。


身体全体が自然につながり始めた頃

ある日、大塚さんが嬉しそうに話してくださいました。

 

「師匠から、

 

『音が変わったね。』

 

と言われたんです。」

 

 

私は、その言葉を聞いて驚きました。

 

姿勢が変わること。

体型が変わること。

 

それは想像していました。

 

でも、

 

音色まで変わる。

 

そんなことは、正直、考えたこともありませんでした。

その瞬間、私の中に一つの疑問が生まれました。

 

なぜ、身体が変わると音まで変わるのだろう。


歩き方が大切なのは知ってました

実は私は、ラナンキュラスボディを始めた頃から、

歩行が身体づくりの土台であることを大切に考えていました。

 

歩き方は、

 

姿勢をつくります。

重心を育てます。

身体全体の連動を育てます。

 

だから私は、

 

「歩行を整えることが身体を変える一番の近道」

 

だと考えていました。

 

しかし、

 

歩行が変わることで、音色まで変わる。

 

そこまでは考えたことがありませんでした。

私は知りたくなりました。


なぜ歩行動作が変わると、演奏まで変わるのか。

身体を、もう一度学び始めました

 

そこから私は、姿勢だけではなく、さらに深く身体について学び始めました。

 

歩行。

生活動作。

重心。

呼吸。

身体の連動。

運動連鎖。

 

そして、演奏中の身体の使い方。

 

学べば学ぶほど、一つの答えが見えてきました。

 

それは、

 

演奏だけが特別な動きではない

 

ということでした。

 

人は、

 

朝起きて、

歩き、

座り、

立ち、

呼吸をして、

 

毎日の生活を送っています。

 

その積み重ねの先に、ヴァイオリンを弾くという動作があります。

 

つまり、日常生活で身についた身体の使い方が、そのまま演奏にも現れているのです。


日常生活の身体の使い方が変われば、演奏も変わる。

逆に、日常生活で積み重ねた身体のクセは、演奏のクセにもなります。

 

私はこのことに気づいてから、姿勢だけを見る指導をやめました。

 

本当に大切なのは、「どう立つか」ではありません。

 

「どう動くか」。

 

身体全体が自然につながること。

 

それこそが、演奏にも、スポーツにも、日常生活にも共通する、

身体づくりの土台だったのです。


子どもはもともと美しく動ける

私は身体について学ぶ中で、

もう一つ、とても大切なことに気づきました。

 

それは、

 

人は生まれたときから、本来の身体の使い方を知っている。

 

ということです。

 

赤ちゃんは、誰に教わることもなく寝返りをし、

ハイハイをし、立ち上がり、歩き始めます。

 

その動きには、無駄な力がありません。

 

呼吸も自然。

重心も自然。

 

身体全体が連動しています。

 

だから、転んでもすぐに立ち上がり、疲れにくく、身体を自由に使うことができます。

 

つまり、

 

人は2歳頃までは、本来の身体の動きを持っているのです。


積み重なる、身体のクセ

では、なぜ身体のクセは生まれるのでしょうか

 

成長するにつれて、私たちは毎日の生活の中で、少しずつ身体の使い方を覚えていきます。

 

例えば、保護者の方と手をつないで歩く場面。

 

大切なお子さんだからこそ、転ばないように、危なくないように、

毎回同じ手をつないで歩くこともあるでしょう。

 

もちろん、それは愛情です。

 

でも、身体は、その姿勢を毎日覚えていきます。

 

片側だけ腕が上がる。

身体が少し傾く。

重心が片側へ寄る。

 

こうした小さな積み重ねが、やがて身体のクセになっていきます。

 

さらに、

 

スマートフォン。

ゲーム。

勉強。

ランドセル。

椅子に座る時間。

 

私たちの身体は、毎日の生活そのものから、少しずつ身体の使い方を学習しています。

 

だから私は、身体のクセは悪いものではなく、

生活の中で覚えた「学習結果」だと考えています。


その身体で、ヴァイオリンを弾く

そして、その身体のまま、ヴァイオリンを始めます。

 

先生から、

 

「右足に乗って。」

「もっと胸を張って。」

「肩を下げて。」

 

そんな指導を受けることがあります。

 

もちろん、先生は良い演奏をしてほしいから伝えています。

しかし、身体のことを学ぶ機会は、演奏指導者にはほとんどありません。

 

だから、

 

「なぜ右足なの?」

 

と聞かれたとき、答えられない先生も少なくありません。

 

返ってくる言葉は、

 

「私もそう習ったから。」

 

それも決して間違いではありません。

 

でも、その言葉だけを信じて、身体に合わない形を続けてしまうと、

本来の身体の連動は少しずつ失われていきます。

 

その結果、

 

肩が痛い。

首が痛い。

腰が痛い。

腕が疲れる。

手首が痛い。

 

そして、

 

「ヴァイオリンって身体が痛くなるもの。」

 

そんな思い込みが生まれてしまいます。


本当に変えたいのは、演奏ではなく身体です

私は、演奏フォームを教えることが仕事ではありません。

 

身体の専門家として、演奏を支える身体を育てること。

それが私の役割です。

 

身体が変われば、

 

演奏は変わります。

音色も変わります。

疲れ方も変わります。

 

そして、何より、

 

演奏することがもっと楽しくなります。


今も身体を育て続けています。

ありがたいことに、大塚さんをサポートさせていただいてから、

今年で6年目を迎えました。

 

6年前と比べると、変わったのは姿勢だけではありません。

 

歩き方。

身体の連動。

呼吸。

重心。

 

そして、身体全体の使い方。

 

少しずつ、本来の身体の動きを取り戻し、その変化とともに、

音色も、響きも、演奏そのものも変わってきました。

 

もちろん、6年経った今でも、身体づくりは終わりではありません。

 

身体は、一度整えたら完成するものではなく、一生を通して育て続けていくものだからです。

 

年齢を重ねるまでに身についた身体のクセは、少しずつ丁寧に育て直していく必要があります。

 

だから私は今でも、

 

「大塚さんの身体は、まだまだ育つ。」

 

そう思っています。


だから、子どものうちから身体を育てたい

もちろん、身体は何歳からでも変わります。

大塚さんが、そのことを教えてくださいました。

 

でも、もし子どもの頃から、本来の身体の使い方を知ることができたら。

 

生活の中で覚えた身体のクセを、少しずつ整えていくことができたら。

 

演奏だけではありません。

 

スポーツも。

勉強も。

日常生活も。

 

もっと自然に、もっと自由に身体を使えるようになります。


ネイトレが目指しているもの

ネイトレは、演奏技術を教える場所ではありません。

筋力をつける場所でもありません。

 

身体を土台から育て、本来の身体の使い方を思い出すための、

 

身体教育です。

 

身体が整うことで、背骨を通る自律神経も働きやすくなります。

 

すると、身体だけではなく、呼吸も、気持ちも、頭も整いやすくなります。

 

だからネイトレは、音色を育てるだけではありません。

 

その人自身を育てるトレーニングなのです。

 

好きな音楽を、10年後も、20年後も、その先も楽しめるように。

 

そして、一生付き合っていく自分の身体を、大切にできるように。

 

ネイトレは、音色と身体、そして未来を育てる場所でありたい。

 

私たちは、そんな想いで子どもたち、そして演奏者の皆さんと向き合っています。


身体が変わることで音色まで変わる。

 

その経験から生まれたネイトレですが、

では、なぜ身体が変わると音色まで変わるのでしょうか。

 

次回は、「なぜ身体が変わると音色も変わるのか」について、身体教育の視点からお伝えします。


あわせて読む

 

ネイトレの考え方をより深く知りたい方は、こちらの記事もぜひご覧ください。

 

演奏しやすい身体の条件

身体全体が連動すると、なぜ音色や表現が変わるのかを詳しく解説しています。

 

身体が変わる人は何が違うのか

同じ練習をしても変わる人と変わらない人。その違いは身体の土台にあります。

 

身体はどこから変わり始めるのか

身体は鍛える前に整えることで、本来の動きを取り戻していきます。

 

 

関連テーマ

 

演奏・スポーツと身体の質

キッズ姿勢教育と身体の土台づくり

姿勢・重心のバランス

歩行から身体を整える

実際の変化事例

 

ネイトレでは、姿勢だけではなく、歩行や生活動作から身体を整えることで、演奏中の身体の使いやすさや音色の変化を目指しています。

 

実際に身体の変化がどのように現れるのかは、ビフォーアフターでもご紹介しています。

 

▶︎ ビフォーアフターを見る

ラナンキュラスボディについて

 

ラナンキュラスボディは、姿勢だけを整える場所ではありません。

 

歩く。

立つ。

座る。

呼吸する。

 

日常生活の動作そのものを見直しながら、身体本来の連動を育てていく女性専用パーソナルです。

 

ネイトレも、この身体教育という考え方から生まれました。

 

音色を変えるために身体を鍛えるのではなく、

 

身体本来の使い方を取り戻すことで、自然に音色や表現力が育っていく。

 

それが、私たちの考える身体づくりです。

 

▶︎ ラナンキュラスボディの世界

体験セッションのご案内

 

「もっと楽に演奏したい。」

「長く音楽を楽しめる身体を育てたい。」

「子どもの頃から正しい身体の使い方を身につけてほしい。」

 

そんな方へ向けて、ネイトレ体験セッションを行っています。

 

現在の身体の使い方を確認しながら、一人ひとりに合わせた身体教育をご提案いたします。

 

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本サービスは、姿勢・歩行・生活動作に関する身体教育・運動指導を目的としたものであり、治療・医療行為ではありません。

 

効果の感じ方には個人差があります。