姿勢は、毎日の積み重ねから生まれています
「もっと姿勢を良くしたい。」
そう思って背筋を伸ばした経験は、多くの方があるのではないでしょうか。
胸を張る。
肩を下げる。
お腹に力を入れる。
その場では姿勢が整ったように感じても、気づけば元の姿勢に戻ってしまう。
「意識が足りないのかな。」
「筋力がないからかな。」
そんなふうに考えてしまう方も少なくありません。
ですが、姿勢が戻ってしまうのは、意識が弱いからではありません。
それは、姿勢をつくっているものが「意識」ではないからです。
姿勢は、毎日の身体の使い方が積み重なった結果として現れています。
だからこそ、姿勢だけを変えようとしても、本当に姿勢をつくっている身体の使い方が変わらなければ、自然と元へ戻ってしまうのです。
「使いやすいクセ」
利き手があるように、身体には「使いやすいクセ」があります
少し考えてみてください。
字を書くとき、どちらの手を使いますか。
歯を磨くときはどうでしょう。
バッグを持つ手や、スマートフォンを操作する手も、いつも同じ側になっていませんか。
私たちには「利き手」があります。
これは悪いことではなく、とても自然なことです。
身体は、繰り返し使う動きを覚えるようにできています。
何度も同じ動きを繰り返すことで、考えなくても自然にできるようになります。
自転車に乗ることや、箸を使うことも同じです。
毎回一から考えていたら、とても疲れてしまいます。
だから身体は、「この動き方が楽だ」と覚えた方法を、自動的に選ぶようになります。
これは、生きていくためにとても大切な仕組みです。
しかし、この仕組みは良い動きだけを覚えるわけではありません。
偏った使い方も、そのまま覚えてしまいます。
小さな偏りが、「身体のクセ」へ育っていきます
例えば、
・いつも右足に体重をかけて立つ
・バッグはいつも左肩に掛ける
・椅子に座ると足を組む
・立ち上がるときに片脚ばかり使う
・片側ばかり向いて仕事をしている
一つひとつは、どれも何気ない日常の動きです。
その場で身体を痛めるようなことではありません。
けれども、それを毎日、何百回、何千回と繰り返していると、身体はその使い方を「いつもの動き」として覚えていきます。
これが、身体のクセです。
身体のクセは、特別なスポーツや激しい運動だけで身につくものではありません。
むしろ、生活の中で無意識に繰り返している動きほど、身体には深く刻まれていきます。
だからこそ、自分では気づきにくいのです。
身体は、バランスを取ろうとして姿勢を選んでいます
身体のクセが積み重なると、身体全体のバランスも少しずつ変わっていきます。
ある場所が動きにくくなれば、別の場所がその役割を補います。
右側へ体重をかけることが多ければ、その状態でも立ちやすい姿勢を身体が選びます。
肩の動きが少なくなれば、首や背中が代わりに頑張ります。
身体は決して怠けているわけではありません。
そのときの身体で、一番楽に立ち、一番楽に動ける方法を選んでいるだけなのです。
つまり、今の姿勢は「悪い姿勢」ではなく、「今の身体が選んだ姿勢」です。
姿勢だけを見ると、猫背や反り腰、巻き肩といった見た目が気になるかもしれません。
けれど、本当に見直す必要があるのは、その姿勢を選ばせている身体のクセなのです。
姿勢を意識しても変わり続けない理由
「背筋を伸ばしてください。」
「肩を開きましょう。」
こうしたアドバイスは、その瞬間の姿勢を整えることはできます。
ですが、身体のクセが変わっていなければ、その姿勢を保つために頑張り続けなければなりません。
やがて疲れ、意識が途切れると、身体は自分が覚えている「いつもの姿勢」へ戻ってしまいます。
それは、身体が元に戻ろうとしているのではありません。
身体が「これが自分にとって自然な使い方だ」と覚えているからです。
だからこそ、姿勢だけを直そうとするのではなく、身体の使い方そのものを見直すことが大切になります。
身体のクセは「直す」のではなく、整えていくもの
身体のクセに気づいたとき、多くの方は、
「悪いクセを直さなければいけない」
と考えるかもしれません。
しかし、身体のクセには、その人が毎日の生活の中で身につけてきた理由があります。
例えば、片側に体重をかけるクセがある場合。
もしかすると、その姿勢が今の身体にとって一番楽だったのかもしれません。
ある動きが苦手になったとき、身体は別の場所を使って補おうとします。
それは身体が、自分自身を守りながら動こうとしている自然な反応です。
だから、身体のクセを単純に「悪いもの」と決めつける必要はありません。
大切なのは、
「なぜ、その使い方になったのか」
「身体はどのようにバランスを取っているのか」
を知ることです。
身体を責めるのではなく、今の状態を理解すること。
そこから、本来の身体の使い方へ戻っていくための準備が始まります。
本来の身体は、無理に頑張らなくても動けるようにできています
私たちの身体は、本来、効率よく動く仕組みを持っています。
歩くことも、立つことも、手を伸ばすことも、本来は特別な努力をしなくても行える動作です。
しかし、日常生活の中で同じ動きを繰り返すうちに、少しずつ身体の使い方に偏りが生まれることがあります。
すると、本来なら自然に分担されるはずの役割を、一部の場所が頑張るようになります。
例えば、
・いつも同じ筋肉ばかり疲れる
・脚の外側が張りやすい
・肩や首に力が入りやすい
・姿勢を意識すると苦しくなる
・運動しているのに身体のラインが変わりにくい
こうしたことも、単純に筋力不足だけが原因とは限りません。
身体全体の使い方のバランスが変化している可能性があります。
本来の身体の使い方を取り戻していくことで、必要以上に頑張っていた場所が少しずつ力を抜き、身体が自然に動きやすい状態へ向かっていきます。
姿勢を変えるために必要なのは「形」よりも「感覚」です
姿勢改善というと、
「背中を真っすぐにする」
「骨盤を正しい位置にする」
というように、形を整えることをイメージする方も多いかもしれません。
もちろん、身体の位置を知ることは大切です。
しかし、日常生活で必要なのは、常に正しい形を意識し続けることではありません。
大切なのは、
「身体がどのように動いているか」
を感じられることです。
例えば、立っているとき。
ただ背筋を伸ばすのではなく、
「どこに力が入っているのか」
「どこで身体を支えているのか」
を感じる。
歩くときも、
「脚だけで歩いているのか」
「身体全体で動いているのか」
を感じる。
このような身体への気づきが、少しずつ身体の使い方を変えていきます。
姿勢は、無理に作るものではありません。
身体の使い方が変わった結果として、自然に表れてくるものです。
毎日の動作が、未来の身体を育てています
身体は、特別な時間だけで変化するものではありません。
ジムで運動する時間。
ストレッチをする時間。
ケアをする時間。
もちろん、そうした時間も大切です。
しかし、一日の大部分を占めているのは、何気ない日常の動きです。
歩く。
座る。
立つ。
物を持つ。
振り向く。
こうした小さな動作の積み重ねが、身体の状態をつくっています。
だからこそ、身体を変えていくために必要なのは、特別なことを増やすことだけではありません。
普段、自分がどのように身体を使っているのかに気づくこと。
そして、少しずつ身体が本来持っている動きやすさを取り戻していくこと。
それが、長く続く身体づくりにつながります。
身体のクセを整えることは、自分の身体を理解すること
姿勢の悩みがあると、
「猫背だから直さなければ」
「反り腰だから改善しなければ」
と、今の自分の身体を否定してしまうことがあります。
しかし、身体は毎日の生活の中で、その人なりに一生懸命バランスを取っています。
今の姿勢にも、今まで積み重ねてきた理由があります。
大切なのは、身体を無理に変えようとすることではありません。
身体がどんなクセを持っているのかを知り、本来の動きやすさを取り戻していくことです。
ラナンキュラスボディでは、姿勢だけを整えるのではなく、姿勢につながる身体の使い方を見ながら、一人ひとりの身体に合わせたサポートを行っています。
身体は、無理に作り変えるものではありません。
本来持っている自然な動きを引き出し、日々の中で「いいクセ」を育てていくものです。
実際の変化事例
ラナンキュラスボディでは、姿勢の形だけを変えることを目的にしていません。
「背筋を伸ばしてください」と言われ続けても、すぐ戻ってしまった方が、
・立ったときに身体の力みが減った
・歩くことが楽になった
・脚の張り方が変わった
・身体を意識することが苦痛ではなくなった
など、日常の身体の使い方の変化を感じられるようになっています。
ラナンキュラスボディについて
ラナンキュラスボディは、姿勢・歩行・生活動作から身体の使い方を見直す、女性専用のパーソナルレッスンです。
目指しているのは、身体を無理に矯正することではありません。
毎日の中で身についた身体のクセに気づき、本来の身体の使い方を少しずつ取り戻していくこと。
身体は、変えるものではなく、育てていくもの。
「いいクセ」を育てる、からだの習いごととして、一人ひとりの身体と向き合っています。
体験セッションのご案内
「姿勢を意識しているのに変わらない」
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そんな方は、まずご自身の身体の使い方を知ることから始めてみませんか。
体験セッションでは、現在の身体の状態や動きの特徴を確認しながら、身体が本来持っている動きやすさを引き出すための方法を一緒に探していきます。
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本サービスは姿勢・歩行・生活動作に関する身体教育・運動指導を目的としたものであり、治療・医療行為ではありません。効果の感じ方には個人差があります。
